パリ一人旅Day2-1/3〜(ほとんど)徒歩で観光するパリ市内〜
オペラ地区からシテ島へ
冬のパリの朝は暗い。
前日が、日本からフランスへの移動で32時間ぶっ通しの一日で疲れ切っていたにもかかわらず、時差ボケの影響なのか、2日目の朝は(現地時間の)5時頃にいったん目が覚めてしまった。
そのあとはなんとなくうつらうつらしながら、体力回復に、とぼーっと寝ていて、時計を見たら7時。まどの外はまだ真っ暗。
あとあとで調べてみたら、2月ごろのパリの日の出8時、日の入りは18時過ぎごろ。北半球で日本と同じ真冬といっても、日本よりも太陽は遅く上がって遅く沈む。これが観光には思いのほか都合が良かったりします^^; 実際、旅行の計画をしている頃は、冬だから夕方になるともう真っ暗で観光しにくいかなぁ・・と思っていたら、全然そんなことなかったw 時差ボケの頭でのんびりと朝食を摂っているうちに外は明るくなってゆき、ようやく薄暗くなってくるのは18時ごろ。明るさだけを言えば、夏の日本と同じくらいの感覚で観光できてしまったりします。
寝ぼけた頭でものすごーおくゆっくりと出かける準備をして、ホテル近くのカフェ(上の写真)で朝食。
カフェオレにトーストにジャムとバターにオレンジジュースだけのシンプルな朝食なのですが、それなりにお値段しましたw そこはやはり日本との物価の差ということで、でも、移動疲れの朝に、ほっとする味。
で、この日の計画としては、日中は市内観光して夜はコンサート。
ホテルから歩いて10分くらいのJCBラウンジへと歩き出す。
初日は夕食以外外出しなかったので、初めて本格的に繰り出すパリの街並み。雨上がりのよどんだ空ではあったけど、ショーウィンドウに並ぶおしゃれな服、色とりどりのマカロン。うーん、パリに来たなぁ~。
JCBラウンジでは「ミュージアムパス」と「地下鉄の回数券」を入手。特に、観光名所あちこちに入れるミュージアムパスは、初パリの観光に非常に便利でした。
その後は、歩いて最初の目的地。シテ島へとてくてく。
途中、散策ついでに中を歩いたテュイルリー公園。脳内BGMはもちろん『テュイルリーの庭』(ムソルグスキーの「展覧会の絵」より)。
セーヌ川沿いを歩く。石畳、歴史を感じる石壁や橋。
途中、馬に乗った警察官?とすれ違ったり。
ノートルダム大聖堂とサント・シャペル
そして、最初の目的地に到着。
もう外見から、荘厳な佇まいのノートルダム大聖堂。聖堂を背景に記念写真を撮る多くの観光客のにまじって、写真を撮影。まさか、このわずか2か月後に、あの大火災で中央の尖塔と天井部分の大半が焼失してしまうとは、夢にも思わず・・・
厳重なセキュリティチェックの列を通って中へ。
入って息を呑みました。
美しい。ただひたすらに厳かで美しい。
このすばらしいアーチの天井が焼け落ちてしまったかもしれないと思うと、胸が痛みます。
そしてさらにもうひとつ。専用アプリで予約して、聖堂の上層階に上る、人数限定のツアーに参加。大聖堂脇にある入り口から、螺旋階段をひたすら登って上へ。
ガーゴイル君が見守るパリの街。
正真正銘の「ノートルダムの鐘」
焼け落ちてしまった尖塔がこの時は上から見下ろせました。
火元とされる工事用の足場が組まれています。
下界に降りてきて、横から見た聖堂の様子。
本当に本当にすばらしい体験でした。
聖堂の裏手は公園でした。
余談ですが、ここにお手洗いがあって良かった~。
観光地にお手洗いが完備されている日本と違って、海外一人旅でお手洗いを確保するのは結構大変な時があるので・・・
ノートルダムの余韻を残しつつ、同じシテ島にある「サント・シャペル」へ。
サント・シャペルは、入り口がなかなかわかりにくくて、「あれ?こんなところの本当に礼拝堂があるの?」のような感じなのですが、中に入ると・・・
・・・・・素晴らしい。
ノートルダムの美しさを堪能した後でさえ、しばし見とれてしまう美しさ。
ステンドグラスの美しさにばかり目が行ってしまいがちですが、よく見るとこのサント・シャペル。柱や壁の装飾も素敵。
現地での観光を開始して早々、素晴らしいものをたくさん見たシテ島でした。
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